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おやきという、小さな宇宙
-Small Gastronomy- 松本市で「おやき」と聞けば、多くの人は郷土料理を思い浮かべるでしょう。 素朴で、どこか懐かしく、日常の延長線上にある存在です。 けれど私たちは、その評価軸を少しだけ変えてみたいと考えています。 おやきは保存食でも、懐古でもありません。 それは、小さな料理の文化です。 スペイン・サンセバスチャンのバル文化に象徴されるピンチョスは、 小さな一皿の中に料理人の発想や季節の素材を凝縮し、 気軽に食べ、感じ、経験できる料理です。 一つひとつは小さい。 けれど、その小さなサイズの中で料理の世界観を表現する。 私たちは、このような料理の在り方を Small Gastronomy(小さな料理文化) と考えています。 料理体験を小さなサイズに圧縮し、 誰もが気軽に触れられる形にする文化です。 その視点で見たとき、 おやきにも同じ可能性があると感じています。 ただし、その表現方法は大きく異なります。 ピンチョスが具材を重ね、視覚で料理を語る “開かれた料理”だとすれば、 おやきは皮の中にすべてを包み込み、 一口で体験を解き放
6 時間前
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